自己暗示を成功させる感情と想像力

自己暗示とは、自分の頭の中で考えている「考え」を誘導することで、誘導自己暗示法とも言います。
自分の考えや感情、そして感覚などを自己暗示で誘導することで、開運しようとすることです。

私たちは、日常のなかで無意識的に自己暗示をかけているといえるでしょう。
これは確かな事実です。

そして、無意識に行っている自己暗示の方が意識的に実行する自己暗示よりも効果的に働いていることが多いのです。
それは、無意識（潜在意識）へ暗示するのだから、無意識的に行う方が直接浸透するからです。

意識的な自己暗示は意識が邪魔をしてなかなか潜在意識へ届かない可能性があります。
無意識に行っている自己暗示は簡単に潜在意識に受け入れられて結果を出すように働き出します。

これは、良い方にも悪い方にも平等に働く自己暗示の力ですが、無意識に行っている自己暗示は悪いことの方が多いというのが事実ではないでしょうか。

意識的な自己暗示を行う場合は、できるだけ感情をともなう言葉を選んで暗示文を作るようにしましょう。
感情と結びついた自己暗示は強力に働くからです。想像力を働かせましょう。

このへんが工夫のしどころで、悪い感情の方が強く良い感情の方が弱いものです。
これは、過去の経験を思い出すときでも、良かったこと楽しかったことよりも、悔しかったことや悲しかったこと、恥ずかしかったことの方が強力（鮮明）に思い出されるのではないでしょうか。

良い感情を呼び起こす言葉を使って、想像力を誘導することが必要になります。
この想像力をどれだけ誘導できるかで、自己暗示の効果は変わってきます。